きょう‐げき【京劇】
中国の古典劇の一。清代に南曲が北京に伝わって成立。胡弓(こきゅう)・月琴・銅鑼(どら)などの伴奏で、歌・せりふ・しぐさ・立ち回りによりストーリーを展開する演劇。京戯。けいげき。
きょう‐げき【挟撃/夾撃】
[名](スル)両方からはさみ撃ちにすること。「前後から敵を—する」
きょう‐げき【矯激】
[名・形動]言動などが並はずれて激しいこと。また、そのさま。「—の言を弄して自ら欺き」〈独歩・運命〉
きょうげ‐べつでん【教外別伝】
禅宗で、仏の悟りを伝えるのに、言葉や文字によらず、心から心へと直接伝えること。→不立文字(ふりゅうもんじ)
きょう‐げん【狂言】
1 日本の古典芸能の一。猿楽のこっけいな物真似(ものまね)の要素が洗練されて、室町時代に成立したせりふ劇。同じ猿楽から生まれた能に対する。江戸時代には大蔵・和泉(いずみ)・鷺(さぎ)の三流があっ...
きょう‐げん【郷原/郷愿】
道徳家を装って、郷里の評判を得ようとする俗物。
きょう‐げん【嬌言】
なまめかしい言葉。嬌語。
きょう‐げん【興言】
[名](スル)一時の興にまかせて言うこと。また、その言葉。座興の言。「後撰、古今ひろげて—し遊びて」〈大鏡・道兼〉
きょうげん‐うたい【狂言謡】
狂言中でうたわれる歌謡。特定の狂言にうたわれるもの、独立した小曲で諸狂言に用いられるものなどがある。
きょうげん‐おうぎ【狂言扇】
狂言で用いる扇。流儀によって図柄が決まっている。また、大名は金地、小名は銀地、太郎冠者は鳥の子地など、役柄で色も異なる。