きよ・む【清む/浄む】
[動マ下二]「きよめる」の文語形。
きよめ【清め/浄め】
1 よごれを除き、清浄にすること。「まだ—もやらぬ火皿のマッチ巻莨(シガー)の骸(から)と共に」〈蘆花・不如帰〉 2 罪やけがれなどの不浄を取り除くこと。また、その役割をするもの。「—の火」「お—」
きよめ‐がみ【清め紙】
便所で使う紙。落とし紙。
きよめ‐の‐しお【清めの塩】
不浄を清めるための塩。葬式から帰ったときに用いる塩や、力士が仕切りの際に土俵にまく塩などをいう。
きよめ‐の‐みず【清めの水/浄めの水】
⇒力水(ちからみず)
きよめられたよる【浄められた夜】
《原題、(ドイツ)Verklärte Nacht》シェーンベルクの弦楽六重奏曲。1899年作曲。1917年に弦楽合奏版がつくられた。作者の初期の代表作として知られる。浄夜。
きよ・める【清める/浄める】
[動マ下一][文]きよ・む[マ下二] 1 けがれや汚れを除き去って清らかにする。「身を—・める」 2 恥や汚名などを取り除く。すすぐ。「父祖の恥を—・めんがために」〈平家・一〇〉
きよもと【清元】
清元節の家の名。 「清元節」の略。
きよもと‐ばおり【清元羽織】
女物の羽織の一種。黒襟(くろえり)をかけ、脇に襠(まち)をつけないもの。小粋半纏(こいきばんてん)。
きよもと‐ぶし【清元節】
江戸浄瑠璃の一派。文化11年(1814)清元延寿太夫が富本節から独立して創始。大正11年(1922)3世梅吉が分かれ、延寿・梅吉の二派になったが、後に合同した。軽妙洒脱で粋な曲調を特色とし、歌舞...