きり‐つぼ【桐壺】
《庭に桐の木が植えてあったところから》宮中五舎の一。平安京内裏の淑景舎(しげいしゃ)の別称。 源氏物語第1巻の巻名。光源氏の母桐壺更衣の死、源氏の臣籍(しんせき)降下、藤壺の入内(じゅだい)...
きりつぼ‐げんじ【桐壺源氏】
《「源氏物語」を読み始めても、最初の桐壺の巻で飽きてやめてしまうことから》中途半端でいいかげんな学問や教養のたとえ。隠公左伝(いんこうさでん)。
きりつぼ‐の‐みかど【桐壺の帝】
源氏物語の登場人物。光源氏の父。本文には名称がなく、その登場する初巻「桐壺」の名による。
きり‐つ・める【切(り)詰める】
[動マ下一][文]きりつ・む[マ下二] 1 物の一部分を切り取って短くする。「裾を一〇センチほど—・める」 2 経費などを節約する。倹約する。「食費を—・める」
きり‐づかい【切(り)遣い】
昔、金銀を必要に応じて適当な量に切り、貨幣として使ったこと。
きり‐づけ【切(り)漬(け)】
大根・瓜などを小さめに切って塩で漬けたもの。→丸漬(まるづ)け
きり‐づま【切妻】
《「つま」は端の意》 1 切妻屋根の両端の、山形部分。切棟。 2 「切妻造り」の略。
きりづま‐づくり【切妻造(り)】
切妻屋根をもつ建物の様式。甍(いらか)造り。
きりづま‐はふ【切妻破風】
切妻屋根に取りつけた破風。切破風。
きりづま‐やね【切妻屋根】
大棟(おおむね)から両側に葺(ふ)きおろす形式の屋根。古代には真屋(まや)と称され、寄せ棟屋根よりも格が上とされた。→寄せ棟造り