気(き)を抜(ぬ)・く
1 緊張をゆるめる。「最後まで—・くな」 2 びっくりさせる。肝をぬく。「からくりの太鼓に—・かれて」〈洒・辰巳之園〉
気(き)を呑(の)ま◦れる
心理的に圧倒される。「相手の勢いに—◦れる」
気(き)を吐(は)・く
威勢のよい言葉を発する。また、意気盛んなところを示す。「一人—・く」
気(き)を張(は)・る
気持ちをひきしめる。また、心を奮い立たせる。気張る。「—・って悲しみに耐える」
気(き)を引(ひ)・く
相手の関心をこちらに向けさせる。また、それとなく相手の心を探る。「相手の—・く発言をする」
気(き)を回(まわ)・す
必要以上にあれこれ考える。よけいな憶測や邪推をする。「変に—・しすぎる」
木(き)を見(み)て森(もり)を見(み)ず
小さいことに心を奪われて、全体を見通さないことのたとえ。
機(き)を見(み)るに敏(びん)
好都合な状況や時期をすばやくつかんで的確に行動するさま。
気(き)を持(も)た・せる
意味ありげな言動をして、相手に期待などを抱かせる。
気(き)を揉(も)・む
心配してやきもきする。