ぎ‐く【疑懼】
[名](スル)うたがって不安に思うこと。「我軍は再戦して再挫し、猛将多く亡びて、衆心—す」〈露伴・運命〉
ぎ‐くう【偽腔】
動脈解離・大動脈解離で、本来の血流路である動脈内腔(真腔)とは別に、血管壁内に形成される血流路。
ぎく‐ぎく
[副](スル) 1 物の節目や継ぎ目、また、堅い物などがきしむさま。また、その音を表す語。ぎしぎし。「からだの節々が—(と)する」 2 ぎこちないさま。ぎくしゃく。「—した動作」 3 恐れ驚くさ...
ぎく‐しゃく
[副](スル)話し方や動作、また、物事の関係などが円滑でないさま。「—した身のこなし」「夫婦の間が—している」
ぎくっ‐と
[副](スル) 1 弱点や不意をつかれて驚くさま。ぎくりと。「証拠を突き付けられて—する」 2 急に折れ曲がったり、継ぎ目がずれたりするさま。ぎくんと。「荷物を持ち上げたとたん腰が—した」
ぎくり
[副]不意をつかれて驚き恐れるさま。ぎくっ。「図星をさされて—とした」
ぎ‐くん【義訓】
上代文献、特に万葉集の用字法の一。漢字漢語の意義によって訓を当てるもの。「暖(はる)」「寒(ふゆ)」「未通女(おとめ)」などの類。
ぎ‐くん【戯訓】
上代文献、特に万葉集の用字法の一。漢字の字形・字音・字義などを遊戯的、技巧的に利用したもの。「出づ」を「山上復有山」、「獅子(しし)」を「十六」、「い」を「馬声」、「ぶ」を「蜂音」などと書く類。戯書。
ぎ‐くんし【偽君子】
表面は君子らしく見せかけるが、実際は君子でない人。えせくんし。