やくどし【厄年】
加能作次郎の小説。早稲田大学に在学中の明治44年(1911)、「ホトトギス」誌に発表。作家として認められるきっかけになった。
わ【回/曲】
山裾・川・海岸などの曲がりくねった所。「かわわ(川曲)」「うらわ(浦回)」など、多く複合語として用いられる。「あはれしや野焼にもれし峰の—のむら草がくれ雉(きぎす)鳴くなり」〈永久百首〉
れっ‐ぱく【裂帛】
1 帛(きぬ)を引き裂く音。また、そのように鋭い声。「—の気合」 2 ホトトギスの鳴き声。
ろん‐か【論過】
1 ⇒偽推理(ぎすいり) 2 ひととおり論じること。
よぶこ‐どり【呼子鳥】
《鳴き声が人を呼ぶように聞こえるところから》古今伝授の三鳥の一。カッコウといわれるが、ほかにウグイス・ホトトギス・ツツドリなどの説がある。《季 春》「松の木と名は知りながら—/鬼貫」
よる‐の‐つる【夜の鶴】
1 夜鳴くツル。 2 《白居易「五弦弾」から》子を思う親の愛情の深さにたとえていう語。焼け野の雉子(きぎす)。夜鶴(やかく)子を思う。→夜鶴(やかく)「—の子を思って籠(こ)の中に鳴く」〈謡・経政〉
やっさ‐もっさ
[名]大騒ぎ。もめごと。「—が起る結極(つまり)は」〈紅葉・二人女房〉 [副](スル)大勢が集まって大騒ぎするさま。また、もめたり混乱したりするさま。「勝手なことを言い合って—する」
や‐ぎす【矢鱚】
⇒青鱚(あおぎす)
ムバレ【Mbale】
ウガンダ東部の都市。エルゴン山西麓に位置する。交通の要地。バンツー族系のギス族が多く居住する。近郊にシピ滝がある。
むかし‐え【昔方】
《「え」は方の意》過去の方。昔。いにしえ。むかしべ。「—や今も恋ひしきほととぎすふるさとにしも鳴きて来つらむ」〈古今・夏〉