だん‐ぎり【段切り】
邦楽で、1曲の最終部分。義太夫節などでは、各段の終わりの部分。また、それに伴う囃子(はやし)。だんぎれ。
せんにん‐ぎり【千人斬り】
1 腕だめしや祈願の目的で、千人の人を斬り殺すこと。 2 俗に、千人を数えるほど多くの異性と肉体関係を結ぶことをいう。
はん‐ぎり【半切り】
1 (「半桶」「盤切」とも書く)たらいの形をした底の浅い桶。はんぎれ。 2 能装束で、袴(はかま)の一。形は大口袴に似て、金襴(きんらん)・緞子(どんす)などに金や銀で大柄な模様を織り出したもの...
はん‐ぎり【飯切(り)/半切(り)】
「鮨桶(すしおけ)1」に同じ。
ねずみ‐はんぎり【鼠半切り】
ねずみ色の半切り紙。漉(す)き返しの悪紙。
じゅうばん‐ぎり【十番切り/十番斬り】
1 果たし合いで10人を斬り倒すこと。特に、曽我兄弟が父のかたきを討ち取ったのち、10人の敵を斬り倒したこと。 2 曽我兄弟の十番斬りを扱った脚本や演劇など。幸若舞曲が最初で、のち、能の「夜討曽...
なんばん‐ぎり【南蛮錐】
先端が螺旋(らせん)状になっていて、丁字形の柄を回して穴をあける錐。
びん‐きり【鬢切り】
《「びんぎり」とも》江戸前期の若い男女の髪形の一。結髪の鬢の毛を切って耳の後ろに垂らすもので、上方で流行した。びんぎれ。
ふん‐ぎり【踏ん切り】
思い切って決心すること。決断。「このあたりで—をつけてしまおう」
ぶん‐ぎり【分切り】
長いものを一定の長さに細かく切ること。また、そのもの。「針屋の弟子となる身は…—の仕事に年中いとまなく」〈浮・織留・六〉