くさ‐ぎ【臭木】
シソ科の落葉低木。山野に生え、高さは1〜3メートル。葉は倒卵形で先がとがり、悪臭がある。8、9月ごろ、萼(がく)が赤紫色で花弁が白い花を多数つける。実は熟すと青色で、古くから染料に用いた。若葉は...
くさぎ‐かめむし【臭木椿象】
半翅(はんし)目カメムシ科の昆虫。体色は暗褐色の地に黄褐色の点紋がある。クサギ・桜などの実につき汁を吸う。悪臭を放つ。北海道を除く日本各地、韓国・中国などに分布。
くさぎ‐の‐むし【臭木の虫】
コウモリガ・カミキリムシなどの幼虫。クサギの枝や幹に穴をあけ、木質を食べて成長する。子供の疳(かん)の薬に用いた。常山虫(じょうざんちゅう)。《季 夏》
くさ‐きり【草切り】
《「くさぎり」とも》 1 まぐさを細かく刻む器具。押し切り。 2 まぐさを刈ること。また、刈る人。 3 荒地を初めて開墾した人。草分け。「アノ人ハコノ村ノ—ダ」〈和英語林集成〉
くさ‐ぎり【臭桐】
クサギの別名。
くさ‐ぎ・る【耘る/草切る】
[動ラ五(四)]田畑の雑草を刈り除く。除草する。「彼等は今はただ黙って土を耕し、植え、—・り、収穫(とりい)れていることだろう」〈島木健作・生活の探求〉