くさ‐の‐ね【草の根】
1 隠れて見えない草の根もと。 2 《grass roots》民衆ひとりひとり。一般大衆。政党・結社などの指導者層に対していう語。「—運動」
くさのね‐がいこう【草の根外交】
国境を越えた、民間人や民間団体どうしの交流や協力。民間外交。
くさのね‐みんしゅしゅぎ【草の根民主主義】
民衆の間に根を下ろし、市民運動や住民運動などによる日常的な参加を基礎とする民主主義。
草(くさ)の根(ね)を分(わ)けて捜(さが)・す
あらゆる方法を尽くしてすみずみまで捜す。草を分けて捜す。
くさのは【草の葉】
《原題Leaves of Grass》ホイットマンの詩集。1855年初刊。以後、増補・改筆。普遍的な人間性や民主主義の精神をうたう。
くさのはな【草の花】
富安風生の第1句集。昭和8年(1933)刊。
くさ‐の‐はら【草の原】
1 草の生えている野原。くさはら。 2 草深い墓地。「うき身世にやがて消えなば尋ねても—をば問はじとや思ふ」〈源・花宴〉
くさのふしど【草の臥所】
津島佑子の短編小説。同作を表題作とする小説集は昭和52年(1977)刊行で、同年の第5回泉鏡花文学賞を受賞。
くさ‐の‐ま【草の間】
梵鐘の部分の名。鐘身の下部で中帯と下帯の間にあり、唐草模様が描かれることが多い。
くさ‐の‐まくら【草の枕】
「草枕(くさまくら)」に同じ。「夜を寒み置く初霜を払ひつつ—にあまたたび寝ぬ」〈古今・羇旅〉