くし‐ばこ【櫛箱/櫛匣】
櫛などの結髪用具を入れておく箱。くしげ。
くしば‐じょう【櫛歯状】
櫛の歯のような深い切れ込みが連続した形状。しつしじょう。
くし‐ひき【櫛挽き】
櫛を作ること。また、櫛を作る職人。
くしび【霊び/奇び】
[名・形動ナリ]《動詞「くしぶ」の連用形から》不思議なこと。霊妙なこと。また、そのさま。「未だかく—に異(あや)しき児有らず」〈神代紀・上〉
くし・ぶ【霊ぶ/奇ぶ】
[動バ上二]霊妙に見える。不思議な状態になる。「—・びますことを恠(あやし)み給ひき」〈風土記逸文・丹後〉
くし‐ぶっしょう【狗子仏性】
禅宗の公案の一。狗子(犬のこと)に仏性があるかないかという論議を契機として、有無に対する固定した見方を打破する論。趙州狗子(ちょうしゅうくし)。
くしま【串間】
宮崎県南端の市。サツマイモ・茶などを産する。都井岬には岬馬(みさきうま)が、幸島(こうじま)には猿が生息。人口2.0万(2010)。
くし‐まき【櫛巻】
女性の髪の結い方の一。ひもで結んだりしないで、束ねた髪を櫛に巻きつけて頭頂部に留めるだけの簡単なもの。
くしま‐し【串間市】
⇒串間
くし‐みたま【奇し御魂】
神秘な力をもつ霊魂。また、そのような霊魂の宿るもの。「天地の共に久しく言ひ継げと此の—敷かしけらしも」〈万・八一四〉