くじら【鯨】
1 クジラ目の哺乳類の総称。76種などに分類される。世界の海洋や一部の大河川に分布。一般に体長4メートル以下の小形種をイルカとよぶ。体は魚型で前肢はひれ状、後肢は退化し、尾は水平に広がった尾びれ...
くじら‐あぶら【鯨油】
鯨から採取した油。灯火用などにした。げいゆ。
くじらいわ【鯨岩】
又吉栄喜の長編小説。平成15年(2003)刊行。在日米軍に土地を接収された沖縄の軍用地主とその周辺の人々の姿をシリアスかつユーモラスに描く。
くじら‐おび【鯨帯】
昼夜帯(ちゅうやおび)のこと。鯨の黒い背と白い腹の感じに似ているところからの名。
くじらがみ【鯨神】
宇能鴻一郎の短編小説。昭和36年(1961)発表。同年、第46回芥川賞受賞。昭和37年(1962)映画化。
くじら‐ざ【鯨座】
南天の大星座。12月中旬の午後8時ごろ南中する。明るい星はないが、長周期変光星のミラを含む。学名 (ラテン)Cetus
くじら‐ざし【鯨差(し)】
「鯨尺」に同じ。
くじら‐じゃく【鯨尺】
江戸時代から、反物を測るのに用いられてきた和裁用の物差し。曲尺(かねじゃく)の1尺2寸5分(約38センチ)を1尺としたもの。また、その長さ。もと鯨のひげで作られた。鯨差し。くじら。
くじら‐じる【鯨汁】
鯨の脂肪層の肉を入れて仕立てた味噌汁。すす払いの夜に食べるとされる。《季 冬》
くじら‐の‐たに【鯨の谷】
エジプトの化石地帯ワディ‐エル‐ヒータンの通称。