くせぐせ・し【癖癖し】
[形シク]性格などが、ひねくれていて素直でない。「—・しく、なだらかならぬ気色のみ、まさりたまへば」〈夜の寝覚・二〉
くせ‐げ【癖毛】
妙に曲がったり、一部分だけ逆立ったりして生える、癖のある毛髪。
くせ‐ごと【曲事】
1 道理に合わない事柄。ひがごと。「心細く本意(ほい)なきは、人ごとの—なり」〈沙石集・八〉 2 けしからぬこと。にがにがしいこと。「去年もって参る御年貢を当年もって参る事、—におぼしめす」〈虎...
くせ‐して【癖して】
[接助]「癖に」に同じ。「若い—言うことは年寄りじみている」「何だ、男の—」
くせ‐じ【癖字】
筆跡に特徴のある、読みにくい字。
クセジュ【(フランス)Que sais-Je?】
フランスの代表的な小型文庫本。標題はモンテーニュの「われなにをか知る」から。クセジュ文庫。
くせ‐だま【曲球】
1 《「癖球」とも書く》野球で、球速はないが打者の近くへ来て自然に変化する投球。打者が打ちづらく、どの球種にも属さない変化球のこと。 2 (比喩的に)表向きとは異なるねらいを持った発言、申し入れ...
くせ‐ち【癖地】
所有したり立ち入ったりすると、不幸があると信じられている土地。癖山。入らず山。
く‐せつ【苦節】
逆境にあっても、自分の信念や態度を固く守りとおす心。「—十年」
くせつ‐じゅうねん【苦節十年】
どんなに長い間逆境におかれても、信念を守りとおすことのたとえ。「—の末、ついに成功をおさめた」