くち‐は【口端】
「口の端(は)」に同じ。
口(くち)は口(くち)心(こころ)は心(こころ)
口に出して言うことと、心で思っていることとが別であること。
口(くち)は心(こころ)の門(もん)
心の中で思っていることは、口に出してしまいがちである。本心は思わず言葉にしてしまうものである。
くち‐はっちょう【口八丁】
[名・形動]口が達者なこと。また、その人や、そのさま。口巧者(くちごうしゃ)。→八丁
くちはっちょう‐てはっちょう【口八丁手八丁】
[名・形動]しゃべることもやることも達者なこと。また、そのさま。口も八丁手も八丁。手八丁口八丁。「—な男だけに世渡りがうまい」
くち‐は・てる【朽(ち)果てる】
[動タ下一][文]くちは・つ[タ下二] 1 すっかり腐ってもとの形をなくしてしまう。「—・てた山小屋」 2 世に知られないままに死んでしまう。「市井(しせい)の片隅に—・てる」
くち‐はばた・い【口幅たい】
[形]「口幅ったい」に同じ。「—・くてお願いも申されねば」〈一葉・花ごもり〉
くち‐はばった・い【口幅ったい】
[形]言うことが身の程を知らず、生意気である。「—・いことを言うようですが」
くち‐ばみ【蝮】
《「くちはみ」とも》マムシの古名。「—に螫(さ)されたる人」〈徒然・九六〉
口(くち)は禍(わざわい)の門(かど)
不用意な言葉から災難を招くことがあるので、言葉は慎むべきものであるという戒め。口はわざわいの門(もん)。口はわざわいの元(もと)。