くち‐ざみし・い【口寂しい】
[形][文]くちざみ・し[シク]《「くちさみしい」とも》 1 何か口に入れるものが欲しい感じであるさま。「—・くてタバコをすう」 2 食べる物が少なくてもの足りない。「一人前ではちょっと—・い」
くち‐ざみせん【口三味線】
「くちじゃみせん」に同じ。
くち‐ざわり【口触り】
飲食物などを口にしたとき受ける感じ。口当たり。「—がいい」
くち‐しのぎ【口凌ぎ】
1 一時しのぎに食べること。また、その食べ物。「お—に茶菓子をどうぞ」 2 暮らしを一時的にしのぐこと。「—の仕事」
くち‐じお【口塩】
1 魚の切り身などに軽く塩を振りかけること。 2 「盛(も)り塩(じお)」に同じ。
くち‐じゃみせん【口三味線】
1 口で三味線の伴奏をまねること。くちざみせん。 2 口先で相手を巧みにだますこと。しゃみせん。くちざみせん。
口三味線(くちじゃみせん)に乗(の)・せる
言葉巧みに言いくるめてだます。口車に乗せる。「悪徳業者の—・せられる」
くち‐じょうず【口上手】
[名・形動]言葉で相手を納得させたり喜ばせたりするのがうまいこと。また、そういう人や、そのさま。口巧者(くちごうしゃ)。「—な司会者」⇔口下手(くちべた)。
くち‐じり【口尻】
唇の両側の端。
くち・す【朽ちす】
[動サ変](「朽つ」を強めた言い方で、多く打消しの語を伴って用いる)朽ちてしまう。腐ってなくなる。衰えて忘れ去られる。「絶え間のみ世にはあやふき宇治橋を—・せぬものとなほ頼めとや」〈源・浮舟〉