口(くち)に針(はり)
言葉がとげとげしく、皮肉や悪意が感じられること。
口(くち)に任(まか)・せる
深く考えず、思いつくまま口に出して言う。「—・せてしゃべりまくる」
口(くち)に蜜(みつ)あり腹(はら)に剣(けん)あり
《「唐書」李林甫伝にある、唐の宰相、李林甫を評した言葉》口ではやさしいことを言うが、心の中は陰険であること。
口(くち)にも筆(ふで)にも尽(つ)くせ◦ない
話にも文章にも表現しきれない。筆舌に尽くしがたい。「—◦ないすばらしい出来栄え」
くち‐ぬき【口抜き】
瓶の栓を開ける道具。栓抜き。
くち‐ぬの【口布】
着物の袖口や洋服のポケット口につける布。
くちのえらぶ‐じま【口永良部島】
鹿児島県、大隅(おおすみ)諸島の一島。屋久島の北西にある火山島で、標高600メートルの新岳は活火山。面積38平方キロメートル。屋久島国立公園に属する。
くち‐のこ・る【朽(ち)残る】
[動ラ五(四)] 1 朽ちかかったまま残る。朽ちたまま残る。「—・った老杉(ろうさん)の幹」 2 朽ちないで残る。「—・る野田の入江のひとつ橋心細くも身ぞ古(ふ)りにける」〈夫木・二一〉
口(くち)の下(した)から
言い終わるか終わらないうちに。「もう言わないという—また愚痴を言う」
くち‐の‐しま【口之島】
鹿児島県南部、トカラ列島の北端に位置する周囲約20キロの火山島。最高峰の前岳は標高628メートル。在来種の口之島牛が生息する。