あく‐らつ【悪辣】
[名・形動]情け容赦もなく、たちが悪いこと。あくどいこと。また、そのさま。「—な手段」 [派生]あくらつさ[名]
あこぎ【阿漕】
[名・形動]《禁漁地である阿漕ヶ浦で、ある漁師がたびたび密漁をして捕らえられたという伝説から》 1 しつこく、ずうずうしいこと。義理人情に欠けあくどいこと。特に、無慈悲に金品をむさぼること。また...
あざと・い
[形][文]あざと・し[ク] 1 やり方があくどい。ずうずうしく抜け目がない。「—・い商法」 2 小利口である。思慮が浅い。あさはかだ。「考え方が—・い」「—・き方便(てだて)に討たれさせ給ひし...
網(あみ)の目(め)を潜(くぐ)・る
1 捜査網や監視からうまく逃れる。「—・って海外へ逃亡する」 2 法律・規則の盲点をついて悪事をはたらく。違法行為とならない方法であくどいことを行う。
う‐えん【迂遠】
[形動][文][ナリ]《道路などが曲がりくねって目的地までなかなか到達できないの意から》 1 まわりくどいさま。また、そのため、実際の用に向かないさま。「—な方法」 2 世の中の動きに疎いさま。...
う‐げん【迂言】
1 時世や事情に疎い見当外れの言葉。自分の言葉を謙遜していうのにも用いる。 2 回りくどい言葉。
えげつ‐な・い
[形]ものの言い方ややり方が露骨・無遠慮で節度を超えているさま。ずうずうしく、いやらしい。あくどい。もと関西方言。「—・い商売」「—・い話」 [派生]えげつなさ[名]
くだ
[名・形動ナリ]《「くだくだしい」の略》くどいこと。煩わしいこと。また、そのさま。「過ぎし青楼夜話に書きしごとく、言ふは—なれど」〈ひとりね・下〉
くどき‐おと・す【口説き落(と)す】
[動サ五(四)]なかなか承知しない相手をくどいて承知させる。「—・されて選挙に出るはめになった」
くどくど‐し・い
[形][文]くどくど・し[シク]話などが、不必要な言葉が多くてくどい。くだくだしい。「—・い言い方」