首(くび)の座(ざ)に直(なお)・る
1 打ち首の場所に座る。 2 過失などの処分を受けるために、覚悟して出席する。「度胸を据えて、首の座へお直んなさい」〈鏡花・婦系図〉
くび‐ひき【首引き】
輪にしたひもを向き合って座った二人の首に掛け、互いに引っ張り合って引き寄せられたほうを負けとする遊び。くびっぴき。 [補説]狂言の曲名別項。→首引
くびひき【首引】
《「くびびき」とも》狂言。印南野(いなみの)で鬼に出会った鎮西八郎為朝が、姫鬼と腕押しなどの勝負をして勝ち、さらに大勢の鬼を相手に首引きをして勝つ。
くび‐ひねり【首捻り】
相撲のきまり手の一。片手で相手の首を抱え、他の手で相手の差し手を抱え込んで首を巻いたほうにひねり倒す技。
くび‐ふだ【首札】
討ち取った首級に、討たれた人と討った人の姓名を記してつけた札。くびじるし。
首振(くびふ)り三年(さんねん)ころ八年(はちねん)
尺八を吹くのに、首を振って音の加減ができるようになるのに3年、さらに細かい指の動きによってころころというよい音が出るようになるには8年かかるということ。
くびふり‐しばい【首振り芝居】
京坂で起こった歌舞伎の一様式。義太夫狂言を、せりふを言わず、浄瑠璃に合わせて身振りだけで演じるもの。天明(1781〜1789)ごろから明治期まで、主にちんこ芝居で行われた。身振り狂言。
くび‐ほそ・し【頸細し】
[形ク]弱々しい。心細い。「頼もしげなく—・しとて」〈源・帚木〉
くび‐ぼね【首骨/頸骨】
首の骨。けいこつ。
くび‐まき【首巻(き)/頸巻(き)】
マフラー。《季 冬》