くるま‐ぎり【車切り】
胴などを刀で横に切り払うこと。輪切り。「胴切り縦わり—、なぎ立てなぎ立て」〈浄・嫗山姥〉
くるま‐げた【車桁】
車井戸の滑車をつっている太い横木。
くるま‐ざ【車座】
多くの人々が輪のように内側を向いて並んで座ること。「—になって酒を飲む」
くるま‐ざき【車裂き】
室町・戦国時代の刑罰の一。2両の車にそれぞれ罪人の片足を結びつけ、左右に車を走らせて、からだを引き裂くもの。
くるま‐しゃっきん【車借金】
江戸時代、数人の連帯証文で借金をして、輪番で月賦により返済したこと。
くるま‐ぞい【車副】
牛車(ぎっしゃ)の左右について供奉をする従者。「心ある朝ぼらけに、急ぎ出でつる—などこそ、殊更めきて見えつれ」〈源・東屋〉
くるま‐ぞう【車僧】
諸国をめぐり歩く僧侶。 [補説]曲名別項。→車僧
くるまぞう【車僧】
謡曲。五番目物。車僧が車で嵯峨野(さがの)に来ると、愛宕(あたご)山の大天狗(てんぐ)が現れて禅問答を挑むが、車僧に負かされる。
くるま‐ぞうし【車草紙】
手習い草紙などの、表紙を1枚の紙でくるむようにとじた本。
くるまたいくるまめんせきゼロ‐とくやく【車対車免責ゼロ特約】
自動車保険における特約の一つ。車両保険に免責金額を設定したときに付けることができるもので、衝突・接触事故の相手車が特定できた場合に、免責金額をゼロとし契約者の自己負担が無くなるもの。