くず‐かずら【葛/葛蔓】
[名]クズの別名。
[枕] 1 クズの葉が風に裏返るところから、「うら」「うらみ」などにかかる。「秋はつる三室(みむろ)の山の—恨みしほどの言の葉もなし」〈新葉・恋五〉 2 クズのつるを繰る...
くず‐かみ【屑紙】
不用になった紙。紙屑。
くず‐がつお【葛鰹】
精進料理の一。葛粉に赤小豆の煮汁をまぜて蒸し、皮にあたるところに銀箔を巻いてカツオの刺身に似せたもの。からし醤油、わさび醤油などをつけて食べる。
くず‐がみ【国栖紙】
奈良県の国栖地方で産する和紙。コウゾで漉(す)いた厚紙で、表具などに用いる。
くず‐きり【葛切り】
葛粉を水で溶き加熱して固めたものを、細長く切ったもの。糖蜜をかけて食べることが多い。《季 夏》
くず‐こ【葛粉】
クズの根から精製したでんぷん。葛あんなどに使う。奈良県吉野地方の名産。
くず‐ざくら【葛桜】
葛粉で作った皮であんを包み、桜の葉で巻いたまんじゅう。《季 夏》
くずし【崩し】
1 くずすこと。また、くずしたもの。 2 形・様式・模様などを簡略化すること。「雷文(らいもん)—の模様」 3 音曲などの正しい調子を変えて歌ったり弾いたりすること。「木やり—」 4 「崩し書き...
くずし‐い・ず【崩し出づ】
[動ダ下二]ぽつりぽつりと話しだす。「やや—・でて、問はず語りもしつべきがむつかしければ」〈源・蓬生〉
くずし‐がき【崩し書(き)】
1 草書体または行書体で文字を書くこと。また、その文字。 2 字画を略して書くこと。また、その文字。