くず‐の‐まい【国栖の舞】
古代の宮中の節会(せちえ)に、国栖人(くずびと)が行った歌舞。→国栖の奏(そう)
くずのまつばら【葛の松原】
江戸前期の俳論書。1冊。各務支考著。元禄5年(1692)刊行。松尾芭蕉や宝井其角などの句について随筆風にまとめたもの。
くず‐はら【葛原】
葛の生えている原。
くず‐ばかま【葛袴】
葛布(くずふ)で作った袴。狩袴をやや裾短に仕立て、括(くく)り緒(お)をつけたもの。
クズバス‐たんでん【クズバス炭田】
ロシア連邦、西シベリア南部にある国内有数の炭田。褐炭から無煙炭まで各種の石炭を産出する。クズネツク炭田。
くず‐ひき【葛引き】
1 葛粉を塗った紙。幅約1.5センチに切って日本髪の飾りなどにする。 2 煮物や焼き物の仕上がりに、つやを出したり汁をまとめたりするために、薄く葛粉をひいて仕上げた料理。
くず‐ひろい【屑拾い】
紙や金属などのくずを拾って歩くこと。また、それで生活している人。
くず‐ふ【葛布】
縦糸に綿・麻・絹などを用い、横糸に葛の繊維を用いて織った布。丈夫で水に耐えるので、雨具・袴(はかま)に作り、また、ふすま・屏風(びょうぶ)などにも用いる。静岡県掛川の特産。くずぬの。《季 夏》
くず‐まい【屑米】
虫食いの米や、精米するときに砕けた米。
くず‐まき【葛巻(き)】
1 葛のつるの巻きついたようす。また、そのような形。 2 葛練りをかけて巻いた菓子や料理。