くずれ‐お・ちる【崩れ落ちる】
[動タ上一][文]くづれお・つ[タ上二]積み上げたものなどの一部分がこわれて落ちたり、全体がばらばらにこわれ落ちたりする。崩壊する。「土塀が—・ちる」
くずれ‐かか・る【崩れ掛(か)る】
[動ラ五(四)] 1 崩れはじめる。今にも崩れようとする。「城壁が—・っている」 2 崩れて、他の物の上にのりかかる。「—・った壁の下敷きになる」
くずれ‐ぎわ【崩れ際】
1 崩れる直前。崩れるまぎわ。崩れ口。 2 がけや塀などの崩れた端の部分。
くずれ‐やな【崩れ梁】
漁期が過ぎて不要になり、壊れたまま放置されている下(くだ)り梁。《季 秋》「かはうその月になく音や—/蕪村」
くず・れる【崩れる】
[動ラ下一][文]くづ・る[ラ下二] 1 まとまった形をし、安定していたものが、支える力を失ってこわれる。また、こわれてばらばらになる。「がけが—・れる」「積み荷が—・れる」 2 ㋐整っていた形...
くせ【曲】
《「癖(くせ)」と同語源》 1 (ふつう「クセ」と書く)謡曲で、曲舞(くせまい)から取り入れたといわれる部分で、1曲の謡所(うたいどころ)・舞所のこと。能ではシテの動きから居曲(いぐせ)と舞曲(...
くせ【癖】
《「曲(くせ)」と同語源》 1 無意識に出てしまうような、偏った好みや傾向。習慣化している、あまり好ましくない言行。「爪をかむ—」「なくて七—」「怠け—(ぐせ)がつく」 2 習慣。ならわし。「早...
くせ【曲瀬】
川や海の浅瀬の、砂や岩が多く集まった所。「玉—の清き川原にみそぎして」〈万・二四〇三〉
く‐せ【救世】
《「くぜ」「ぐせ」「ぐぜ」とも》仏語。 1 世の人々を苦しみの中から救うこと。 2 仏・菩薩(ぼさつ)の通称。 3 観世音菩薩のこと。
癖(くせ)ある馬(うま)に能(のう)あり
一癖あるくらいの者のほうが、すぐれた能力をもっているものだ。すぐれた人は、どこか凡人と異なるところがあるものだ。