くちべにとかがみ【口紅と鏡】
源氏鶏太の小説。昭和45年(1970)刊。著者は、本作および「幽霊になった男」などの作品により第5回吉川英治文学賞を受賞。
くち‐べらし【口減らし】
[名](スル)家計の負担を軽くするために、子供を奉公に出したり養子にやったりして、養うべき家族の人数を減らすこと。
口(くち)程(ほど)にもな・い
実際は口で言っているほどではない。「大きなことを言うわりには—・いやつだ」
くち‐ぼそ【口細】
1 東京地方で、モツゴの別名。 2 マガレイの別名。 3 魳(かます)をいう女房詞。
くち‐まい【口米】
江戸時代、米納の本租である年貢米のほかに加徴された税米。年貢の減損などを補うためのもの。→口永(くちえい)
くち‐まえ【口前】
話しぶり。言い回し。「貴下は—が巧(うま)くって、調子が可(い)いから」〈鏡花・婦系図〉
くち‐まかせ【口任せ】
口から出るに任せてものを言うこと。出まかせ。「—のでたらめを言う」
くち‐まき【口巻】
⇒沓巻(くつまき)1
くち‐まく【口幕】
芝居で、最初の一幕。序幕。
くち‐まつ【口松】
《口のよく回るのを人名に見立てていう語》おしゃべりなこと。また、おしゃべりな人。「わたしらが嫁はそんな—ぢゃあごぜえやしねえ」〈滑・浮世風呂・二〉