くぐつ【傀儡】
1 歌などに合わせて舞わせる操り人形。でく。かいらい。 2 平安時代以降、1を操ったりして各地を漂泊した芸人。のち、一部は寺社に仕え、布教に従事した。傀儡回し。傀儡師。 3 《傀儡回しの女たちが...
くぐつ‐し【傀儡師】
「傀儡(くぐつ)2」に同じ。《季 新年》「—の前だれ赤き女ぶり/由基人」
くぐつ‐まわし【傀儡回し】
「傀儡(くぐつ)2」に同じ。
くぐつ‐め【傀儡女】
⇒傀儡3
くぐ‐なわ【莎草縄】
クグの茎を裂いて作る細い縄。銭差しや器物を束ねるのに使う。くぐつな。
くぐま・る【屈まる】
[動ラ五(四)]からだをまるめて小さくする。萎縮(いしゅく)する。かがまる。「貫一はいと苦しく心—・りつつ」〈紅葉・金色夜叉〉
くぐ・む【屈む】
[動マ四]からだを折り曲げる。からだを小さくしてしゃがむ。かがむ。「さし—・みて御覧ずれば」〈義経記・二〉
[動マ下二]腰を曲げて身を低くする。かがめる。「ひさかたの天(あま)つみ空は高けれ...
くぐもり‐ごえ【くぐもり声】
中にこもって、はっきりしない声。含み声。
くぐら・せる【潜らせる】
[動サ下一][文]くぐら・す[サ下二] 1 くぐるようにする。「ひもを穴に—・せる」 2 料理で、食材を液体に短時間つける。「トマトを熱湯にさっと—・せる」
くぐり【潜り】
1 くぐって出入りする戸や門。 2 茶室建築で、くぐって出入りするように作ったもの。中潜り・躙(にじ)り口など。