ごく‐しょ【極暑】
きわめて暑いこと。夏の暑さの盛り。《季 夏》「蓋あけし如く—の来りけり/立子」⇔極寒(ごっかん)。
ごく‐しん【極信】
[名・形動ナリ] 1 きわめて信心深いこと。また、そのさま。「殊(こと)に提婆品(だいばぼん)をば—に読まれけり」〈盛衰記・四三〉 2 まじめでつつしみ深いこと。控えめで素直なこと。また、そのさ...
こぎ‐そ・く【漕ぎ退く】
[動カ下二]舟を漕いで押しのける。「いつしかといぶせかりつる難波潟(なにはがた)葦—・けて御船来にけり」〈土佐〉
こう‐らん【高欄】
1 宮殿・神殿などのまわりや、橋・廊下などの両側につけた欄干(らんかん)。擬宝珠(ぎぼし)高欄・跳(はね)高欄などがある。勾欄(こうらん)。 2 いすのひじ掛け。「御倚子(ごいし)にうちかけられ...
こう‐りょう【広量/宏量】
[名・形動] 1 度量が大きいこと。心のひろいこと。また、そのさま。「—な人物」⇔狭量。 2 「荒涼2」に同じ。「—の御使かな」〈今昔・二六・一七〉 3 「荒涼3」に同じ。「—して行くまじき...
げんげ【紫雲英/翹揺】
レンゲソウの別名。《季 春》「とぶ鮒を—の中に押へけり/秋桜子」
ケリマネ【Quelimane】
モザンビーク中部の都市。ザンベジア州の州都。ケリマネ川沿いに位置し、港湾をもつ。18世紀後半にポルトガルの交易拠点が置かれ、ブラジルに向けた奴隷の積出港になった。
怪(け)しうはあら◦ず
1 容姿や気だてがそれほど悪くない。たいして劣っていない。「—◦ず、かたち心ばせなど侍るなり」〈源・若紫〉 2 芸などがつたなくない。「—◦ずなりゆくは、このわたりにておのづから物にあはするなり...
け‐ちが・える【蹴違える】
[動ア下一][文]けちが・ふ[ハ下二] 1 けりまちがえる。「—・えてパスが渡らない」 2 けって筋を違える。「頤(おとがひ)—・へられ、どうと転(まろ)んでころころ」〈浄・油地獄〉
け‐つ・ける【蹴付ける】
[動カ下一][文]けつ・く[カ下二]強くける。けりつける。「—・けてお出額(でこ)を打毀(ぶっか)いた義(わけ)じゃないさ」〈紅葉・多情多恨〉