すみ‐わた・る【住み渡る】
[動ラ四] 1 ずっと住みつづける。1か所に長く住む。「橘(たちばな)の林を植ゑむほととぎす常に冬まで—・るがね」〈万・一九五八〉 2 男が女のもとに通いつづける。「忠房のぬしのむすめ東の方を、...
よ‐けい【余恵】
本来受けるはずでない恵み。他からの影響で受ける利益。おこぼれ。「—を受ける」
やり‐の・ける【遣り退ける】
[動カ下一][文]やりの・く[カ下二] 1 巧みにやりとげる。やってのける。「もののみごとに—・ける」 2 車などを動かしてそこから退かせる。「基盛が車を門外に立てたりけるを、御随身—・けよと責...
ちか‐づ・ける【近付ける】
[動カ下一][文]ちかづ・く[カ下二] 1 近くへ寄せる。「船を岸壁に—・ける」「顔を—・けてのぞきこむ」 2 人を近寄らせる。また、人と人とを親しくさせる。「危険な人物を—・けない」「パーティ...
よこ‐なぐり【横殴り】
1 横の方から殴りつけること。横つらを殴りつけること。 2 風雨が横から強く吹きつけること。「—の雨に打たれる」 3 手荒くすること。乱暴にすること。「自分の啖を—に拭きとって」〈横光・春は馬車...
あざ・る【戯る】
[動ラ下二] 1 たわむれる。乱れ騒ぐ。ふざける。「酔ひあきて、いとあやしく、潮海のほとりにて、—・れあへり」〈土佐〉 2 (多く助動詞「たり」を伴って)打ち解ける。くだけた態度である。「寄り...
おい‐か・ける【追(い)掛ける】
[動カ下一][文]おひか・く[カ下二] 1 先に行くものに追いつこうとして、あとから追う。おっかける。「先発隊を—・ける」「流行を—・ける」 2 (「おいかけて」の形で、副詞的に用いる)ある事を...
つけ‐もの【付(け)物】
1 主となるものに、別のものを付け添えること。また、そのもの。 2 衣服につける飾り物。特に、京都の賀茂の祭の日、鉾(ほこ)持ちの者が水干の袖や袴(はかま)につける花などの飾り。 3 雅楽の歌い...
目鼻(めはな)を付(つ)・ける
物事の大体の決まりをつける。おおよその見通しをつける。「仕事の—・ける」
もう・ける【設ける】
[動カ下一][文]まう・く[カ下二] 1 前もって用意・準備をする。「一席—・ける」 2 建物・機関などを、こしらえる。設置する。「窓口を—・ける」「規則を—・ける」