おんな‐めか・し【女めかし】
[形シク]いかにも女らしい。「さこそ細やかに—・しけれども」〈今昔・二三・二四〉
かくてい‐じょうけん【確定条件】
前に述べる事柄がすでに成り立っているものとして、後の事柄に続ける表現形式。「雨が降ったから(ので)…」の類の順接条件と、「雨が降ったが(けれども)…」の類の逆接条件とがある。既定条件。→仮定条件
かたらい【語らい】
1 互いの気持ちや考えを話し合うこと。「親子の—」 2 男女が契りを交わすこと。また、情交。「二人が之れほどの—とは知らずに、…嫁にやったは悪かった」〈左千夫・野菊の墓〉 3 説得して仲間に引き...
かて
《係助詞「か」に接続助詞「とて」の付いた「かとて」の音変化。関西方言》 [接助]用言、助動詞「た」「ん(打消し)」の終止形や助詞「や」などに付く。 1 逆接の仮定条件を表す。たとえ…しても。「...
か・ゆ【換ゆ/替ゆ/代ゆ/易ゆ】
[動ヤ下二]《「か(換)う」が、中世以降ヤ行に転じて用いられた語。終止形は「かゆる」となる例が多い》「か(換・替・代)える」に同じ。「先(せん)にうったる宿札—・ゆる法はなけれども」〈浄・嫗山姥〉
かん‐どり【楫取り/舵取り】
《「かじとり」の音変化》船頭。舵手(だしゅ)。「—ども、いかにもして助からんとしけれども」〈平家・五〉
が
[接]《接続助詞「が」から》前に述べた事柄と相反する内容を述べるのに用いる語。だが。けれども。「早朝だった。—、多くの人が集まっていた」
き‐ばえ【気延へ】
気だて。気性。「若けれども亀菊は、侍まさりの—といひ」〈浄・会稽山〉
き‐ぶっせい【気ぶっせい】
[形動]《「きぶさ(気塞)い」の音変化》気づまりなさま。「差向いになると多少—には違いなかったけれども」〈漱石・行人〉
口(くち)を顰(ひそ)・む
声をひそめる。「御敵にこそなるべかりけれと—・めけれども甲斐なし」〈太平記・三九〉