けん‐しょう【腱鞘】
腱を包んでいる鞘(さや)状の結合組織。中に潤滑液があって腱の滑りをよくしている。
けん‐しょう【見性】
[名](スル)仏語。自己に本来備わっている本性を見究めること。禅宗の用語。「私が三年前夢中になって坐って—した所なのです」〈森田草平・煤煙〉
けん‐しょう【見証】
「けんぞ(見証)」に同じ。「双六(すぐろく)を打ち合ひけり…傍らに—する者ども」〈今昔・一六・三七〉
けん‐しょう【謙称】
相手に対してへりくだった言い方。謙遜した言い回し。「小生」「豚児」など。また、謙譲語と同義にも用いる。
けん‐しょう【賢将】
かしこく、すぐれた将軍。
けん‐しょう【賢相】
賢明な大臣。賢宰。
けん‐しょう【顕彰】
[名](スル)隠れた善行や功績などを広く知らせること。広く世間に知らせて表彰すること。「長年の功労を—する」「—記念碑」
けん‐しょう【顕正】
仏語。正しい仏の道理をあらわし示すこと。「破邪—」
けん‐しょう【顕証】
[名・形動ナリ]《「けんそう」とも》あらわで、人目につくこと。また、そのさま。「有り明けの月いみじく明かかりければ、—にこそありけれ、いかがすべからむ、と」〈大鏡・花山院〉
けん‐じょう【勧賞】
《「けんしょう」「かんじょう」「けじょう」とも》功労を賞して官位や物品・土地などを授けること。「後陣の勢の続かざらんに、先駆けたらん者は、—あるまじき由」〈平家・九〉