け‐やり【毛槍/毛鑓】
先端に鳥毛の飾りをつけた槍。大名行列の先頭などで振り歩くもの。
けやり‐むし【毛槍虫】
ケヤリ科の環形動物。体は細長く、泥に覆われた膜質の管を作り、磯の岩などに着生して生活する。潮が満ちると体の前端にあるえらを冠状に開く。本州中部以南に分布。
げ‐よう【下用】
《「けよう」とも》 1 下層の者が食用にする、よく搗(つ)いていない米。〈日葡〉 2 毎日使うこと。また、そのもの。常用。「—には、高直(たかね)にても古米徳なり」〈浮・立身大福帳〉
けら【鉧】
日本古来のたたら吹き製法によって砂鉄からつくられる、海綿状の粗鋼。
けら【螻蛄】
直翅(ちょくし)目ケラ科の昆虫。体長約3センチ。頭部と前胸は頑丈で、前足はモグラに似てくまで状。地中に穴を掘ってすみ、昆虫などを捕食するほか植物の根なども食う。後ろ翅(ばね)が長く、夜飛んで灯火...
けら【啄木鳥】
キツツキの別名。
け‐らい【家来】
1 主君や主家に仕える者。家臣。従者。 2 親・尊族を敬い礼を尽くすこと。転じて、他人に礼を尽くすこと。「文籍(ぶんせき)にも—といふことあるべくや」〈源・藤裏葉〉 3 朝廷の公事(くじ)や故実...
けら‐く
《過去の助動詞「けり」のク語法》…であったこと。…であったことには。「神代より言ひ継ぎ—」〈万・四一〇六〉
け‐らく【快楽】
1 仏語。煩悩から解放されて得られる安楽。また、浄土の安楽。 2 「かいらく(快楽)」に同じ。「残忍の外—なし」〈露伴・五重塔〉
けらく‐てん【化楽天】
仏語。六欲天の第五。この天に生まれた者は自ら妙楽の境地をつくり出して楽しみ、八千歳の寿命を保つといわれる。化天。化自楽天。楽変化天。化自在天。