ゲルマニア【(ラテン)Germania】
古代ヨーロッパの地名。東はウィスワ川、西はライン川、南はドナウ川、北はバルト海に囲まれた地域をさし、ゲルマン民族が居住した。 古代ローマの歴史家タキトゥスの著作。全46章。後100年ごろ完成...
ゲルマニウム【(ドイツ)Germanium】
炭素族元素の一。金属と非金属の中間に位置する。単体は青みがかった灰白色のもろい結晶。典型的な半導体で、トランジスター・ダイオードなどに用いられる。元素記号Ge 原子番号32。原子量72.61。
ゲルマニウム‐せいりゅうき【ゲルマニウム整流器】
ゲルマニウムのダイオードを利用した整流器。低電圧の整流に用いる。
ゲルマニウム‐トランジスター【germanium transistor】
ゲルマニウムを素材としたトランジスター。1970年代までの初期のトランジスターにゲルマニウムがよく用いられたが、のちに温度特性がよく、高温にも耐えるシリコントランジスターが主流となった。
ゲルマニウムのよる【ゲルマニウムの夜】
花村万月の短編小説。若者の暴力と性の衝動を描く。平成10年(1998)発表。同年、第119回芥川賞受賞。平成17年(2005)映画化。
ゲルマニウム‐はんどうたいけんしゅつき【ゲルマニウム半導体検出器】
ゲルマニウムを用いた放射線検出器。多数の核種を同時に定量できる。土壌や農産物・海産物の放射性物質検査などに使用される。
ゲルマン【(ドイツ)Germane】
ゲルマン民族。
ゲルマン‐ごは【ゲルマン語派】
インド‐ヨーロッパ語族の一語派。東・北・西に分類されることが多く、東ゲルマン語はゴート語に代表されるが消滅、北ゲルマン語にはデンマーク語・スウェーデン語・ノルウェー語・アイスランド語、西ゲルマン...
ゲルマン‐ほう【ゲルマン法】
ゲルマン民族の古法。ローマ法と並んでイギリス・ドイツ・フランスなどの諸国法の基礎となった。
ゲルマン‐みんぞく【ゲルマン民族】
インド‐ヨーロッパ諸族に属する民族。原住地はバルト海沿岸地方。前8世紀ごろから南下して中部ヨーロッパに定住。4世紀後半、民族大移動によってローマ帝国領内に侵入、ヨーロッパ全域を席捲(せっけん)し...