げんじくよう【源氏供養】
謡曲。三番目物。石山寺参詣の安居院(あぐい)の法印に、里女が源氏物語の供養を頼み、紫式部の霊が感謝の舞をまう。
三島由紀夫の戯曲。
をモチーフとする1幕の近代劇。昭和37年(1962)、雑誌...
げんじ‐ぐも【源氏雲】
州浜(すはま)形に金箔を押したり、刺繍(ししゅう)したりして描いた雲形の文様。源氏絵によくみられるところからいう。
げんじ‐ぐるま【源氏車】
1 御所車(ごしょぐるま)。牛車(ぎっしゃ)。 2 紋所の名。御所車の車輪を図案化したもの。衣装や調度の文様などに用いる。
げんじ‐こう【源氏香】
組香の一。5種の香をそれぞれ5包ずつ計25包作り、任意に5包を取り出してたき、香の異同をかぎ分け、5本の縦線に横線を組み合わせた図で示すもの。図は52種あり、源氏物語54帖のうち、桐壺と夢浮橋を...
げんじ‐こくめい【源氏国名】
連歌で、各句に源氏物語の巻名と日本の諸国の国名とを交互に詠み込んで百韻とするもの。
げんじしゃく【源氏釈】
源氏物語の最古の注釈書。1巻。藤原伊行(ふじわらのこれゆき)著。平安末期ごろ成立。源氏物語の本文中に、故事・出典などを書き入れたもの。藤原定家の「奥入(おくいり)」のもととなった。源氏物語釈。
げん‐じつ【幻日】
太陽の両側に1個ずつ見える太陽のような像。雲の氷晶が光を屈折させてできる暈(かさ)の一種で、太陽が高くなるにつれて太陽の本像から離れていく。→幻月
げん‐じつ【現実】
いま目の前に事実として現れている事柄や状態。「夢と—」「—を直視する」「—に起きてしまった事故」⇔理想。
げんじつ‐かい【現実界】
事実として存在する世界。現実の世界。
げんじつ‐かん【現実感】
実際に体験する感じ。目の当たりにする感じ。「—が薄い」