こい‐しり【恋知り】
色恋の道に通じていること。また、その人。「—の初さまとて、町一番のぼっとり者」〈浄・曽根崎〉
こいしり‐どり【恋知り鳥】
「恋教え鳥」に同じ。「—の教へ、男女(なんにょ)のいたづら、やむことなし」〈浮・五人女・三〉
こい‐じ【恋路】
恋心を通わすことを道にたとえていう語。恋の道。「人の—のじゃまをする」
こ‐いじ【小意地】
ちょっとした意地。「—を張る」「—が悪い」
こいじ‐が‐はま【恋路ヶ浜】
愛知県南部、渥美(あつみ)半島先端にある砂浜。伊良湖(いらご)岬灯台から太平洋に面して弓なりに続く日出(ひい)の石門(せきもん)まで、約1.2キロメートルの白い砂浜。三河湾国定公園に属する。名の...
こい‐じに【恋い死に】
[名](スル)恋い焦がれて死ぬこと。焦がれ死に。「可惜(あたら)武士(もののふ)の—せん命を思えば」〈樗牛・滝口入道〉
こいじ‐の‐やみ【恋路の闇】
「恋の闇(やみ)」に同じ。「—の一寸先見えぬ所をそばから見て」〈浄・反魂香〉
こい・する【恋する】
[動サ変][文]こひ・す[サ変]恋をする。慕う。「命短し、—・せよ乙女」
こいするおとこのこっかい【恋する男の告解】
《原題Confessio Amantis》英国の詩人ガワーによる長編詩。英国王リチャード2世の依頼で書かれた作品で、キリスト教における七つの大罪を主題とする。1390年から1393年にかけて刊行...
こいするオルランド【恋するオルランド】
《原題、(イタリア)Orlando innamorato》イタリアの詩人、ボイアルドによる長編の騎士道物語詩。1483年、第1部と第2部を出版。作者は第3部の執筆中に死去。作品は未完に終わり、1...