ウコク‐こうげん【ウコク高原】
《Ukok/Укок》ロシア連邦南部、アルタイ共和国のアルタイ山脈にあるステップの高原。ユキヒョウ、ソウゲンワシ、ナベコウなどの野生生物の生息地として知られる。また、永久凍土帯では紀元前6世紀か...
うち‐ぎき【打ち聞き】
1 ちょっと聞くこと。ふと聞き込んだ話。「深き筋思ひ得ぬほどの、—にはをかしかなりと耳もとまるかし」〈源・常夏〉 2 聞きつけたことを、書きとめること。また、その記録。聞き書き。「人と言ひ交した...
うち‐け・す【打(ち)消す】
[動サ五(四)] 1 そうではないと言う。否定する。「辞任のうわさを—・す」 2 消し去る。聞こえなくする。「こがらしの音に声が—・される」 3 「消す」を強めていう語。「彦右衛門火を—・しなが...
うち‐はじ・める【打(ち)始める】
[動マ下一][文]うちはじ・む[マ下二] 1 打つことを始める。「除夜の鐘を—・める」 2 「始める」を強めていう語。しはじめる。「これより—・めて、女はをかしき事もあはれなることも聞こえ給ひつ...
うつお‐ぶね【空舟】
大木をくり抜いて造った舟。丸木舟。うつろぶね。「—にいれて流されけるとぞ聞こえし」〈平家・四〉
うつくし‐が・る【愛しがる】
[動ラ四]かわいらしいと思う。かわいがる。「松君のをかしうもの宣(のたま)ふを、誰も誰も、—・り聞こえ給ふ」〈枕・一〇四〉
うと・む【疎む】
[動マ五(四)]いやだと思う。嫌って遠ざける。うとんずる。「自分勝手なので、みんなから—・まれる」
[動マ下二]嫌うようにさせる。多く「言う」「聞こゆ」などと複合して用いる。「かつは言ひも—...
うなり【唸り】
1 うなること。また、それに似た声や音。「機械が—をあげる」 2 凧(たこ)につけて、風の力で鳴らすもの。また、その音。鯨のひげや籐(とう)を薄く削り弓形にしたものなどを糸に張る。 3 振動数の...
うまおい‐むし【馬追虫】
キリギリス科の昆虫。体長は翅(はね)の先まで2.8〜3.6センチ。体は緑色で、背に黒褐色のすじがある。前脚と中脚のすねに長いとげがあり、他の昆虫を捕食。雄の鳴き声はスイーッチョと聞こえ、馬子が馬...
うみ‐なり【海鳴り】
海から聞こえてくる遠雷のような音。台風や津波などによって生じた大波が海岸近くで崩れ、巻き込まれた空気が圧迫噴出して起こる。海鳴(かいめい)。 [補説]書名別項。→海鳴