こけ‐むし【苔虫】
コケムシ綱の触手動物の総称。微小な個体が集まってコケ状・樹枝状・塊状の群体をなし、岩石・海藻などに着生する。海水中にすむものが多い。
こけ‐むしろ【苔筵】
[名] 1 苔が一面に生えているさまを、むしろに見立てていう語。こけのむしろ。「み吉野の青根が峰(みね)の—誰か織りけむ経緯(たてぬき)なしに」〈万・一一二〇〉 2 山中のわび住まいの、粗末な...
こけ‐む・す【苔生す】
[動サ五(四)]苔が生える。また、年月を経て古びる。「—・した石畳」
虚仮(こけ)も一心(いっしん)
愚かな者でも物事を一心にすれば、りっぱなことができるということ。
こけ‐もも【苔桃】
ツツジ科の常緑小低木。高山に生え、高さ約10センチ。茎の下部は地をはい、葉は長楕円形で密につく。初夏、紅色がかった釣鐘形の花をつける。実は熟すと赤くなり、生食のほか塩漬けや果実酒をつくるのに用い...
こけら【杮/木屑】
1 材木を削るときに出る細片。けずりくず。こっぱ。 2 「杮板(こけらいた)」の略。
こけ‐ら【苔ら】
苔のこと。
こけら【鱗】
魚・蛇などの、うろこ。こけ。
こけら‐いた【杮板】
杉・檜(ひのき)・槙(まき)などを薄くはいだ板。屋根を葺(ふ)くのに用いる。木羽板(こばいた)。こけら。
こけら‐おとし【杮落(と)し】
新築または改築した劇場の初興行。また、開場行事。 [補説]本来は劇場の初興行をいう語だが、運動施設などの開場行事に使われることもある。