こころ‐ざし【志】
1 ㋐ある方向を目ざす気持ち。心に思い決めた目的や目標。「—を遂げる」「事、—と異なる」「—を同じくする」「青雲の—を抱く」 ㋑心の持ち方。信念。志操。「—を高く保つ」 2 相手のためを思う気持...
志(こころざし)合(あ)えば胡越(こえつ)も昆弟(こんてい)たり
《「漢書」鄒陽伝から。志が合えば、北方の胡の者と南方の越の者とでも兄弟同様になれる意》志が一致すれば、他人どうしでも兄弟のように親しくなれる。
志(こころざし)は髪(かみ)の筋(すじ)
わずかな物でも真心がこもっているなら、それをくみ取れということ。
志(こころざし)は木(こ)の葉(は)に包(つつ)め
真心がこもっているなら、贈り物は木の葉に包むようなわずかなものでもよいということ。
志(こころざし)を◦得(え)る
目ざしていた職業や地位などに就く。「—◦得ないままでは、故郷には帰れない」
志(こころざし)を立(た)・てる
ある事を成し遂げようという気持ちをしっかりもつ。「政治家になろうと—・てる」
こころ‐ざ・す【志す】
[動サ五(四)] 1 ある事をしようと思い定める。心の中に立てた目的・目標に向かって進もうと決心する。「学問に—・す」「建築家を—・す」「或いは山崎を—・して逃ぐるもあり」〈太平記・一五〉 2 ...
こころ‐ざま【心様】
心のあり方。気だて。性質。「情合の深い、—の美しい女になることだろう」〈里見弴・多情仏心〉
こころ‐ざむ・い【心寒い】
[形][文]こころざむ・し[ク]恐れや驚きのために、ぞっと身の縮む思いがするさま。「桃子を亡くした—・い草八の身に」〈井上友一郎・受胎〉
こころ‐ざわり【心障り】
気に障ること。気がかり。「前後に—なくて胸安からん」〈一葉・やみ夜〉