こ‐じつ【故実】
《古くは「こしつ」とも》昔の儀式・法制・作法などの決まりや習わし。先例となる事例。「有職(ゆうそく)—」
こじつ‐か【故実家】
故実に詳しい人。また、故実を研究する人。
こじ‐つ・く
[動カ四]何とか形が整うようになる。「少しは形も出来て、あらましは—・くやうになり」〈滑・八笑人〉 [動カ下二]「こじつける」の文語形。
こじ‐つけ
こじつけること。また、その言葉。牽強付会(けんきょうふかい)。「彼の説明は—としか思えない」
こじ‐つ・ける
[動カ下一][文]こじつ・く[カ下二]関係のない物事を無理に理由をつけ関係づける。また、無理に理屈づける。「あとから—・けた理由」
こじつそうしょ【故実叢書】
有職(ゆうそく)故実の叢書。和装168冊・図版12帖。今泉定介編。明治32〜39年(1899〜1906)刊。「安斎随筆」「武家名目抄」など有職故実に関する図書29種を収録。後に、洋装本の増訂版、...
こじつ‐よみ【故実読み】
漢字で書いた語を古来の慣用に従って読む特別な読み方。「笏(こつ)」を「しゃく」、「即位(そくい)」を「しょくい」、「掃部(かにもり)」を「かもん」と読む類。名目(みょうもく)。名目読み。