こつ‐ばい【骨灰】
1 骨が焼けて灰状になったもの。 2 ⇒こっかい(骨灰)
こつ‐ばこ【骨箱】
1 火葬にした骨を納める箱。 2 《歯を入れる箱の意で》口のこと。「—に錠でもおろして置いたか」〈伎・初買曽我〉
骨箱(こつばこ)を叩(たた)・く
大きな口をきく。よくしゃべる。骨箱を鳴らす。「今の若者どもが達入(たていれ)だの犬の糞だのと—・くが、おらが目から見ちゃあ蚤(のみ)の卵だとおもやれ」〈滑・浮世風呂・四〉
こつ‐ばん【骨盤】
腰部にあり、左右の寛骨と仙骨・尾骨とで構成される骨。大骨盤と小骨盤とに分けられ、小骨盤には子宮・卵巣・直腸・前立腺などの臓器がある。形態は男女差が著しい。
こつばん‐い【骨盤位】
胎児が下半身を下にした状態にあること。逆子(さかご)。
こつばん‐いりぐち【骨盤入(り)口】
⇒骨盤上口
こつばん‐かくまく【骨盤隔膜】
骨盤底を支える強力な筋肉および筋膜の総称。肛門挙筋(こうもんきょきん)・尾骨筋などからなる。前方は尿生殖隔膜に連続している。
こつばん‐かこう【骨盤下口】
骨盤腔(こつばんくう)の下方にある大きな開口。骨盤底を形成する筋肉・筋膜・靭帯(じんたい)で閉じられ、男性では尿道・直腸、女性ではこれらに加えて膣が貫いている。骨盤出口。→骨盤上口
こつばん‐くう【骨盤腔】
骨盤に囲まれた空間。狭義には、分界線より下方の小骨盤腔をいう。
こつばん‐じょうこう【骨盤上口】
小骨盤の入り口の部分。上から見ると、男性ではハート形、女性では楕円(だえん)形が多い。骨盤入り口。→骨盤下口