こと‐わ・く【辞別く】
[動カ四]特に言葉を改めて言う。他と区別して言う。「—・きて、伊勢にます天照大御神の大前に申さく」〈祝詞・祈年祭〉
こと‐わけ【事訳】
事の次第。わけ。事情。「その充分な—はのみこめないのだが」〈中勘助・銀の匙〉
こと‐わざ【諺】
古くから言い伝えられてきた、教訓または風刺の意味を含んだ短い言葉。生活体験からきた社会常識を示すものが多い。「情けは人のためならず」「まかぬ種は生えぬ」の類。
こと‐わざ【言事】
言葉と出来事。「諸国に国史(ふみひと)を置く。—を記して」〈履中紀〉
こと‐わざ【事業】
すること。しわざ。また、仕事。「はかなき—をも、しなし給ひしはや」〈源・朝顔〉
こと‐わざ【異業】
ほかのこと。別の行為。「時々は—し給へ。笛の音にも、古事(ふること)は伝はるものなり」〈源・少女〉
こと‐わり【断り〔断わり〕】
1 了承を得るために事前に連絡をすること。また、その連絡。「なんの—もなく借用する」 2 承知しないこと。相手の申し出に対し拒絶すること。辞退すること。「押し売りお—」 3 わびを言うこと。また...
こと‐わり【理】
《「断り」と同語源》 [名] 1 物事の筋道。条理。道理。「彼の言葉は—にかなっている」「盛者(じょうしゃ)必衰の—」 2 わけ。理由。「いみじう—言はせなどしてゆるして」〈能因本枕・三一九〉...
ことわり‐がき【断り書(き)】
前に述べた事柄について、補充・修正・説明などを書き添えること。また、その文。但し書き。
ことわり‐じょう【断り状】
1 不承認を告げる手紙。 2 あることの内容を説明する文書・手紙。 3 予告の手紙。