このくにのそら【この国の空】
高井有一の小説。昭和59年(1984)刊行。同年、第20回谷崎潤一郎賞受賞。
この‐くらい【此の位】
《「このぐらい」とも》程度・分量のおよそを指し示すさま。これほど。これくらい。この程度。副詞的にも用いる。「—の大きさ」「—が適当だ」「—大きいと運ぶのに大変だ」
こ‐の‐くれ【木の暗/木の暮れ】
木が茂ってその下が暗くなること。また、その時節・所。《季 夏》
このくれ‐しげ【木の暗茂】
暗くなるほど木の茂ること。また、その茂み。「多祜(たこ)の崎—にほととぎす来鳴きとよめばはだ恋ひめやも」〈万・四〇五一〉
このくれ‐の【木の暗の】
[枕]木の茂みの暗い意から、「しげし」にかかる。「—繁(しげ)き谷辺(たにへ)を」〈万・四一九二〉