[動ア下一][文]こた・ふ[ハ下二]
  1. 働きかけに対して、それに添うような反応を示す。応じる。報いる。「期待に―・える」「要求に―・える」「手を振って―・える」

  1. 外からの刺激を身に強く感じる。「寒さが骨身に―・える」「父の死が―・えた」

  1. 反響する。こだまを返す。「山びこが―・える」

  1. 心にしみわたる。しみじみと感じる。

    1. 「暁の嵐にたぐふ鐘の音を心の底に―・へてぞ聞く」〈千載・雑中〉

  1. あいさつする。断る。告げる。

    1. 「銀 (かね) は今日請け取る。ただし、仲間へ―・へうか」〈浄・冥途の飛脚

[動ア下一][文]こた・ふ[ハ下二]
  1. 耐える。こらえる。がまんする。「―・えられない暑さが続く」→堪 (こた) えられない

    1. 「一呼吸 (いき) でも―・えられるか何 (ど) うだか」〈鏡花歌行灯

  1. (多く、動詞の連用形に付いて複合語をつくる)耐えつづける。保つ。「これだけあれば一年くらいは―・える」「最後まで踏み―・える」「もち―・える」

[動ア下一] [文]こた・ふ[ハ下二]《「応える」と同語源》
  1. 相手からかけられた言葉に対して返事をする。「元気よく、はい、と―・える」

  1. 質問や問題に対して解答を出す。「設問に―・えなさい」

出典:青空文庫