こいちゃ‐てまえ【濃茶点前】
茶道で、濃い茶をたてる作法。普通は、列席する人数の分量を同時に一碗にたて、それを飲み回す。→薄茶点前
こ‐いちやくそう【小一薬草】
ツツジ科の多年草。本州中部以北の高山帯の針葉樹林下に自生。高さ約10センチ。葉は卵形。夏、釣鐘状の緑白色の花を総状につける。
こ‐いちようらん【小一葉蘭】
ラン科の多年草。本州中部以北の高山帯の針葉樹林下に生え、高さ10〜20センチ。葉は広卵形で、1枚だけ根元から出る。夏、淡黄色の花を数個つける。
こい‐ぢから【恋力】
恋の苦労。「この頃の我(あ)が—給(たま)はずは京兆(みさとづかさ)に出でて訴(うれ)へむ」〈万・三八五九〉
こ‐いつ【此奴】
[代]《「こやつ」の音変化》 1 三人称の人代名詞。話題になっている人を軽んじ、ののしったり親しみをこめたりしていう。「だって—が先にやったんだもん」 2 近称の指示代名詞。「これ」のぞんざいな...
こい‐つかみ【鯉掴み】
歌舞伎狂言の一系統。水を使い、鯉魚(りぎょ)の精と役者が水中で格闘する演技を主題とするもの。夏芝居として江戸で盛行。
こい‐づか【恋塚】
恋のために死んだ人を葬った塚。特に、京都の鳥羽にある袈裟御前(けさごぜん)の墓。
こい‐づま【恋妻】
恋しく思う女性、または妻。「我(あ)が—を見むよしもがも」〈万・二三七一〉
こいで【小出】
姓氏の一。 [補説]「小出」姓の人物小出正吾(こいでしょうご)小出粲(こいでつばら)小出楢重(こいでならしげ)
こいとアフリカ【恋とアフリカ】
阿部知二の短編小説集。昭和5年(1930)刊行。