つち‐みかど【土御門】
平安京大内裏外郭東面の上東門の異称。また、西面の上西門を西の土御門と称した。築地(ついじ)を切り抜いただけで、屋根のないところからいう。
つちみかど‐しんとう【土御門神道】
近世神道の一派。江戸初期、土御門泰福(やすとみ)が垂加(すいか)神道説を説く山崎闇斎(やまざきあんさい)の教えを受けてその理論を体系づけて唱え始め、その門人安井算哲が大成。中世から陰陽道を管轄し...
つちみかど‐だいり【土御門内裏】
京都土御門大路の南、烏丸の西にあった里内裏。
土御門大路の北、東洞院大路の東にあった里内裏。元弘元年(1331)光厳天皇が皇居と定めてから北朝歴代の皇居となった。現在の京都御所の地。土御門東...
つちみかど‐どの【土御門殿】
京都土御門大路の南、京極の西にあった藤原道長の邸。しばしば里内裏となった。上東門第。京極殿(きょうごくどの)。御堂殿(みどうどの)。
⇒土御門内裏(つちみかどだいり)
つち‐むろ【土室】
土で周囲を塗り固めてつくったむろ。また、地中を掘ってつくった穴倉。土屋。
つち‐もん【土門】
左右が築地(ついじ)で屋根のない門。土構え門。
つち‐や【土屋】
1 「土室(つちむろ)」に同じ。 2 土・砂などを売る店。また、その人。〈和英語林集成〉 3 「土屋倉」の略。「当社の—を造進したりけり」〈著聞集・一〉
つちや【土屋】
姓氏の一。 [補説]「土屋」姓の人物土屋隆夫(つちやたかお)土屋温直(つちやはるなお)土屋文明(つちやぶんめい)土屋安親(つちややすちか)
つちや‐ぐら【土屋倉】
壁を土や漆喰(しっくい)で塗り固めた倉庫。土蔵。「五間ばかりなる檜皮屋(ひはだや)のしもに—などあれど」〈大和・一七三〉
つちやま【土山】
滋賀県南東部、甲賀(こうか)市の地名。鈴鹿峠をひかえる東海道の宿場町として発達。→間(あい)の土山