ももいろのきりん
中川李枝子の文、中川宗弥の挿絵による児童文学作品。昭和40年(1965)刊行。
もも‐え【百枝】
たくさんの枝。「いかといかとある我がやどに—さし生(お)ふる橘(たちばな)」〈万・一五〇七〉
もも‐え【百重】
数多く重なり合うこと。いく重にも重なっていること。「我(あ)が恋は夜昼別(わ)かず—なす心し思へばいたもすべなし」〈万・二九〇二〉
もも‐か【百日】
1 ひゃくにち。また、多くの日数。「—しも行かぬ松浦路(まつらぢ)今日行きて明日は来なむを何か障(さや)れる」〈万・八七〇〉 2 子供が生まれて100日目。また、その日の祝い。餅をついて祝う。「...
もも‐かがり【百篝】
稲妻のこと。「秋の田の穂なみかがやく—」〈古今打聞・上〉
もも‐かわ【桃皮】
ヤマモモの樹皮。煎じ汁を薬用や染料にする。楊梅皮(ようばいひ)。しぶき。
ももきね【百岐年】
[枕]「美濃(みの)」にかかる。語義・かかり方未詳。「—美濃の国の」〈万・三二四二〉
もも‐くさ【百草】
多くの草。いろいろの草。千草(ちぐさ)。「—の花のひもとく秋の野を」〈古今・秋上〉
もも‐くさ【百種】
たくさんの種類。さまざま。くさぐさ。「この花のひとよの内に—の言(こと)そ隠(こも)れるおほろかにすな」〈万・一四五六〉
もも‐くま【百隈】
多くの曲がりかど。「—の道は来にしをまた更に八十島(やそしま)過ぎて別れか行かむ」〈万・四三四九〉