なな‐つ【七つ】
1 数の名。六つの次、八つの前の自然数。7個。しち。なな。 2 7歳。 3 昔の時刻の名。今の午前4時および午後の4時ごろ。ななつどき。
なつ‐の‐くれ【夏の暮れ】
1 夏の終わりごろ。 2 夏の日の夕暮れ時。《季 夏》
ナポリ【Napoli】
イタリア南西部、ティレニア海に臨む港湾都市。近くにカプリ島・ベズビオ火山があり、風光明媚な観光地として知られる。前600年ごろ、ギリシャの植民市として建設され、ネアポリス(新市)とよばれた。ロー...
な‐だい【名題/名代】
1 歌舞伎狂言や浄瑠璃などの題名。元禄(1688〜1704)ごろから縁起上、字数を奇数に定め、特殊な読み方をするようになった。上方では外題(げだい)・芸題という。 2 「名題看板」の略。 3 「...
なつ‐ぎ【夏着】
夏に着る衣服。なつごろも。「—姿」《季 夏》
なつ‐あかね【夏茜】
赤トンボの一種。アキアカネに似て、夏季は頭・胸部が褐色、腹部が橙色であるが、秋になると、特に雄は鮮紅色になる。6月末から10月ごろまでみられる。《季 夏》「電線はくらきを走り—/竜太」
なつ‐ぎく【夏菊】
6月から7月ごろにかけて花が咲く菊の品種の総称。小輪の八重咲きが多い。《季 夏》「—に露をうったる家居かな/鬼貫」
なつのきょく【夏の曲】
箏曲(そうきょく)。嘉永・安政(1848〜1860)ごろ、2世吉沢検校が作曲した古今組の一。古今集の夏の部から4首を選んで歌詞としたもの。明治中期に松坂春栄が手事(てごと)を作曲、挿入した。
なつ‐ずいせん【夏水仙】
ヒガンバナ科の多年草。葉は幅広の線形で、春に伸び、夏には枯れる。8月ごろ、高さ50〜70センチの花茎を伸ばし、淡紅色のらっぱ状の花を数個開く。中国の原産。《季 夏》「花かざし—の独り立ち/欣一」
なべ‐わり【鍋破】
ビャクブ科の多年草。湿った所に生え、高さ30〜50センチ。4、5月ごろ、淡緑色の花が下向きに咲く。有毒で、なめると舌が割れるという「舐(な)め割り」による名。