とり‐と・める【取(り)留める】
[動マ下一][文]とりと・む[マ下二] 1 失いかけた生命を失わずにすむ。「一命を—・める」 2 はっきりとさせる。確かにそれと定める。「誰と云て—・めた相手は無いが腹が立つ」〈二葉亭・浮雲〉 ...
虎(とら)に翼(つばさ)
《「韓非子」難勢から》ただでさえ強い力をもつ者にさらに強い力が加わることのたとえ。
とら・える【捕(ら)える/捉える】
[動ア下一][文]とら・ふ[ハ下二] 1 ㋐生き物をつかまえる。捕獲する。「珍獣を—・える」「魚を—・える」 ㋑逃げる人をとりおさえる。「犯人を—・える」 2 離すまいと手でしっかりつかむ。「逃...
とり‐あ・げる【取(り)上げる】
[動ガ下一][文]とりあ・ぐ[ガ下二] 1 置かれているものを手に取って持ち上げる。手に取る。「受話器を—・げる」 2 申し出や意見を受け入れる。採用する。「緊急動議を—・げる」 3 相手のもっ...
とり【鳥】
《原題、(ドイツ)Vogel》ハイドンの弦楽四重奏曲第39番ハ長調の通称。1781年作曲。ロシア四重奏曲の第3番。通称は、第1楽章に鳥のさえずりに似た旋律が用いられていることに由来する。
とり‐おさ・える【取(り)押(さ)える/取(り)抑える】
[動ア下一][文]とりおさ・ふ[ハ下二] 1 暴れ動くものを押さえて動けないようにする。「荒れる牛を—・える」 2 犯人をつかまえる。とらえる。「泥棒を—・える」「密売の現場を—・える」
とり‐しず・める【取(り)鎮める】
[動マ下一][文]とりしづ・む[マ下二]騒ぎなどをしずめる。おさえて落ち着かせる。「興奮した観衆を—・める」
とり‐が‐なく【鶏が鳴く】
[枕]地名「東(あづま)」にかかる。東国の言葉が鳥のさえずりのようにわかりにくいからとも、鶏が鳴くと東から夜が明けるからともいう。「—東をさして」〈万・四一三一〉
あおり‐いた【障泥板】
屋根の大棟(おおむね)の両脇下に設ける、雨押さえの板。