さく‐い【作為】
[名](スル) 1 人が自分の意志で作り出すこと。「我々の真摯なる要求は我々の—したものでない、自然の事実である」〈西田・善の研究〉 2 事実であるかのように故意に手を加えること。つくりごと。「...
さく‐い【作意】
1 芸術作品において、作者の制作した意図。創作上の意向・工夫。趣向。 2 たくらみの心。「別に—はない」 3 茶事で、その人独特の自然な工夫を凝らすこと。また、その工夫。作分(さくぶん)。
さく・い
[形] 1 性質があっさりしている。気さくである。「なかなか人好きのする風で談話(はなし)をさしても…—・くて面白い」〈二葉亭訳・めぐりあひ〉 2 材質が粘りけがなく、壊れやすい。もろい。〈日葡〉
さく‐イオン【錯イオン】
錯体であるイオン。ヘキサシアノ鉄(Ⅱ)酸イオン[Fe(CN)6]4-など。
さくい‐さいむ【作為債務】
債務者が積極的な行為をすることを給付の内容とする債務。→不作為債務
さくい‐たいけん【作為体験】
自分の考えや行動が、他人に操られていると感ずる体験。統合失調症に特有の症状。させられ体験。
さく‐いたべい【柵板塀】
柵の裏に板を張った塀。
さくい‐てき【作為的】
[形動]故意に行うさま。また、不自然さが目立つさま。「—に仕組まれた事件の筋立て」
さくいてき‐そうばけいせい【作為的相場形成】
株式市場において実勢を反映しない相場を作為的に形成する取引行為。相場操縦と異なり、他人の取引を誘引する目的がなくても不正行為とされる。自身が保有している有価証券の価格を大量の買い注文で決算期末に...
さくい‐はん【作為犯】
人の積極的挙動(作為)によって犯される罪。殺人罪・窃盗罪など、犯罪の大部分はこれに属する。→不作為犯