ささ‐いろ【笹色】
濃い紅(べに)が乾いたときの、青黒く光って見える色。
ささ‐う【笹生】
⇒ささふ
ささ・う【支ふ】
[動ハ下二]「ささえる」の文語形。
ささえ【支え】
1 ささえること。また、ささえるもの。「若木に—をする」「心の—」 2 「支え口」の略。「入道が女房の—によって心がはりを致せしとて」〈浄・伊豆日記〉
ささ‐え【小筒/竹筒】
1 酒を入れる携帯用の竹筒。「花の下へ遊山におじゃるほどに、—を先へ急いで持てけ」〈虎清狂・猿座頭〉 2 「提(さ)げ重箱」に同じ。「持たせしやり手の杉折や、かぶろが袖にさげ重の、—しつらひ」〈...
ささえ‐ぐち【支へ口】
他人を中傷すること。讒言(ざんげん)。「陰言、中言、—、立ってはふすべ居てはそしり」〈浄・卯月の紅葉〉
ささえ‐こさえ【支へ小支へ】
《「こさへ」は語調を整えるために類音の語を付け加えたもの》じゃまをすること。また、中傷すること。「—をせしなどとは、承るさへ憎(にっく)きやつ」〈伎・暫〉
ささえ‐ごと【支へ言】
「支え口」に同じ。〈和訓栞〉
ささえ‐じょう【支え状】
鎌倉・室町時代の訴訟で、訴人(原告)の訴状に対する論人(被告)の答弁書。陳状。
ささえ‐だて【支へ立て】
《「だて」は接尾語》じゃまをすること。じゃまだて。「邪魔な額ゆゑ取りおろすを、—なす、不届き者めが」〈伎・暫〉