さしむ
[助動]⇒さしも[助動]
さし‐むかい【差(し)向(か)い】
二人が向かい合うこと。さし。「—で一杯やる」「—に腰掛ける」
さし‐むか・う【差し向かふ】
[動ハ四] 1 向かい合う。向き合う。「牡牛(ことひうし)の三宅の潟に—・ふ鹿島の崎に」〈万・一七八〇〉 「二人—・ひて泣きけり」〈源・玉鬘〉 2 当面する。現在…である。「その母君…、—・へる...
さし‐むき【差(し)向き】
[副] 1 さしあたり。今のところ。当面。「—金には困らない」 2 いってみれば。さしずめ。「—あたしア、ハゲ頭の重役ってところかね」〈獅子文六・自由学校〉
さし‐む・ける【差(し)向ける】
[動カ下一][文]さしむ・く[カ下二] 1 その方向へ向ける。「明かりを—・ける」 2 指定した場所などへ向かわせる。派遣する。「救援隊を—・ける」「車を—・ける」
さし‐むね【指棟/差棟】
妻壁の外に出た化粧棟木で、破風板(はふいた)や妻にさした形になっているもの。