さわ‐しろぎく【沢白菊】
キク科の多年草。日の当たる湿地に生え、高さ30〜50センチ。葉にはしわが多い。初秋、数本に分かれた茎の先に白い花を1個ずつ開く。
さわ・す【醂す】
[動サ五(四)] 1 渋柿の渋みを抜く。「柿を—・す」 2 水に浸してさらす。「布地を流れに—・す」 3 黒漆をつやの出ないように薄く塗る。「—・したお盆」
さわ‐ぜり【沢芹】
セリ科の多年草。池や沼の縁に生え、高さ約1メートル。葉は羽状複葉。夏から秋、白色の小花が散形につく。ぬまぜり。《季 春》
さ‐わた・る
[動ラ四]ちょっと当たってみる。試みに交渉する。「何者にも—・り、仕合はせを直さうと存ずる」〈狂言記・仏師〉
さ‐わた・る【さ渡る】
[動ラ四]わたる。「雲間より—・る月のおほほしく相見し児らを見むよしもがも」〈万・二四五〇〉
さわだ【沢田】
姓氏の一。 [補説]「沢田」姓の人物沢田教一(さわだきょういち)沢田正二郎(さわだしょうじろう)沢田瞳子(さわだとうこ)沢田名垂(さわだなたり)沢田(さわだ)ふじ子(こ)
さわ‐だ【多だ】
[副]《「だ」は「ここだ」「いくだ」の「だ」と同じ接尾語》たくさん。多く。さわ。「寸戸人(きへひと)のまだらぶすまに綿—入りなましもの妹が小床に」〈万・三三五四〉
さわだ‐がわ【沢田川】
京都府南部、木津川市の瓶原(みかのはら)地区付近を流れる泉川の部分名か。[歌枕]「いかにして影をも見まし—袖漬くほどの契りなりとも」〈壬二集・上〉
さわだ‐きょういち【沢田教一】
[1936〜1970]写真家。青森の生まれ。ベトナム戦争の報道写真家として活躍。昭和40年(1965)ベトナム人母子を撮影した「安全への逃避」を撮影し、世界報道写真コンテストの大賞を受賞。昭和4...
さわ‐だ・つ【騒立つ】
[動タ五(四)]《「ざわだつ」とも》騒がしくなる。騒ぎはじめる。「瀑布に近づく水流の—・つように」〈蘆花・思出の記〉