沐猴(もっこう)にして冠(かん・かむり)す
《「史記」項羽本紀の故事から》猿であるのに冠をかぶっている。見かけは立派だが、心が卑しく思慮分別に欠ける人物のたとえ。地位にふさわしくない小人物であることのたとえ。
も‐て【以て】
[連語]《「も(持)ちて」の音変化》 1 手段・材料を表す。…によって。…で。「我妹子(わぎもこ)が形見の衣なかりせば何物—か命継がまし」〈万・三七三三〉 2 語調を強めるのに用いる。 →もっ...
もの‐さわがし・い【物騒がしい】
[形][文]ものさわが・し[シク] 1 なんとなく騒々しい。「—・い場内」 2 世の中などの状態が穏やかでない。物騒(ぶっそう)である。「発砲事件が頻発して—・い」 3 なんとなくあわただしい。...
もふ‐もふ
[副](スル)動物の毛などが豊かで、やわらかいさわり心地であるさま。名詞的にも用いる。「—した子猫」
[形動]
に同じ。「—なヒヨコ」 [補説]「子ウサギをもふもふする」のように、動詞的に用...
もろこし‐ぶね【唐土船】
1 中国の船。からぶね。「思ほえず袖にみなとのさわぐかな—の寄りしばかりに」〈伊勢・二六〉 2 中国へ使いする船。また、中国との貿易船。「—出だし立てらる」〈宇津保・俊蔭〉
やく‐どころ【役所】
1 その人にふさわしい役目。「—をわきまえた人」 2 与えられた役目。
や‐じょく【家職/屋職】
大工・左官など建築に関係する職業。また、それにたずさわる人。
やなぎさわ【柳沢】
姓氏の一。 [補説]「柳沢」姓の人物柳沢淇園(やなぎさわきえん)柳沢吉保(やなぎさわよしやす)
やね‐いた【屋根板】
屋根を葺(ふ)くのに用いる板の総称。葺(ふ)き下地となる野地板・杮板(こけらいた)など。サワラ・杉などの木材を薄く割ったもの。
矢張(やは)り野(の)に置(お)け蓮華草(れんげそう)
《播磨(はりま)の俳人瓢水(ひょうすい)の句「手に取るなやはり野におけ蓮華草」から》野原で咲いているからこそレンゲソウは美しいのであって、摘んで観賞するものではない。そのものにふさわしい環境に置...