さおしか‐の【小牡鹿の】
[枕]小牡鹿の分け入る野の意から、地名の「入野(いりの)」にかかる。「—入野のすすき初尾花」〈万・二二七七〉
さお‐だけ【竿竹】
竿にした竹。たけざお。
さお‐だち【棹立ち/竿立ち】
馬などが、前足を上げて、まっすぐに立ち上がること。棒立ち。「音におびえて馬が—になる」
さお‐つぎ【竿継ぎ】
木材の継ぎ手の一種。材端に作った長い枘(ほぞ)を他の木材の枘穴に差し入れ、さらに車知栓(しゃちせん)を打ち込んで固める継ぎ方。
さお‐づり【竿釣(り)】
釣り竿を使って魚を釣ること。
さ‐おととし【一昨昨年】
一昨年の前の年。さきおととし。「—の二月(きさらぎ)の十日ごろ」〈竹取〉
さ‐おとめ【早少女/早乙女】
《「さ」は接頭語》 1 田植えをする若い女。《季 夏》「—や泥手にはさむ額髪/鬼城」 2 少女。おとめ。
さお‐とり【竿取り】
江戸時代、検地の際、間竿(けんざお)を持って土地の測量に当たった役人。
さお‐とり【棹取り】
舟の棹を操ること。かじとり。「—に速けむ人し」〈記・中・歌謡〉
竿(さお)の先(さき)に鈴(すず)
騒がしいこと、おしゃべりなことをたとえていう。